東洋の島国には、名もなき仙人が住むという。
名無き仙人の物語。
社会人になると生きづらさを感じるようになった
「はぁ。つらい」
中学教師を挫折して辞めた後、会社員になっても、私の苦しい人生は続きました。
仕事では、怒られてばかり。
職場の人間関係も上手くいきません。
「仕事、やめたいな」
毎日、嫌な仕事に耐えているけど手取り10万円代で、お金がないです。
私は無価値な人間なのでしょう。
親も貧乏で、能力の低い私です。
私は、もう一生、負け組として惨めな人生を生きなければいけません。
勝ち組の人達が、楽しそうに生きているのを見ると、そう感じます。
私には、何年も彼女がいないのでした。
でも、また仕事を辞めるわけにはいきません。
既に中学教師を辞めている私が、また仕事をやめたら、次は正社員になれない・・
「つらい仕事に耐えてこそ、社会人だ」
そう自分に言い聞かせ・・
「皆、我慢して生きているんだ」
常識ある、まともな大人でいるために、私は耐えていました。
でも、正直に言うと。
生きづらい社会が、憎くてたまりませんでした。
不公平で、理不尽な社会が、憎くてたまりませんでした。
価値ある人間になることを辞めた時の話
そんな当時、私にとっての癒しの時間は、仙人の本を読む時間でした。
仙人修行を始めた私は、思い込みを書き替える仙人修行にも取り組み始めました。
すると「なぜ、価値ある人間になろうとしているのだろう？」と頭が混乱してきました。
私は無意識のうちに「価値ある人間にならなきゃ」と思い込んでいたようでした。
私は仕事を辞めて、ボロアパートで引きこもり生活を始めました。
そんな私を見て、周りの人たちは・・
「お前は無価値のゴミ人間だ」という目で見てきました。
「まともな大人になれよ」と怒られた時もありました。
でも、思い込みを書き換えた私には、逆に皆のことが不思議でした。
「なぜ、価値ある人になろうとしているの？」と。
価値のある人間とは？
真面目な君は「まともな大人」としてレールの上を生きている。
それは、親や社会がひいたレールだ。
親や社会が押しつけてくる「まともに生きなさい」の空気を読んで君は、レールの上を生きている。
だが、そのレールの行き先は競争社会だ。
競争社会では、勝ち組が「価値ある人」だ。
しかし勝ち組or負け組は比較で決まる。
比べることで決まるので、全員が勝ち組になることはできない。
相対的なものなので、人口の半数は負け組となる。
つまり、競争社会の世界観で生きる限り、人口の半数は生きづらさを感じることになる。
だから日本社会では、生きづらさを感じている人がたくさんいる。
優生保護法
君は優生保護法を知っているか？
「価値のない人間は子孫を残すな」という法律で、ほんの少し前まで、実際にあった法律だ。
この日本で、だ。
つまり皆は、こう思っているんだ。
「価値のない人は、生きるな」と。
その無言の空気感のせいで、負け組は生きづらい。
生きづらさを感じながら生きることになる。
これが【生きづらさ】の正体だ。
これが日本社会が生きづらい理由だ。
日本に、引きこもりが100万人以上いる原因だ。
100万人だ！ものすごい、たくさんの人が苦しんでいる。
でも誰も助けない。
理由は優生保護法と同じだ。
競争社会では「無価値な人間はいらない」とされるからだ。
さて。
君は、今後も競争社会の世界で、生きていくか？
子供に戻れ！
社会は君に「まともな大人になれ」と言う。
仙人道では「子供に戻れ」と教える。
「まともな大人にならなきゃ」は思い込みだ。
思い込みを書き換えるんだ。
まともな人である君は。
空気を読んで、皆と一緒に、レールの上で我慢しながら生きている。
それが「まともな大人」だからだ。
しかし、君は「まともな大人」にならなくていい。
「まとも」の意味は「多数派」だ。
まともな大人とは、ただただ、多数派な大人というだけだ。
まともな大人が正義なわけではない。
正義と多数派は違う。
君は【空気を読む】という他人達が勝手にやっている我慢に、お付き合いする必要はない。
それは、別に正義ではない。
競争社会を降りるんだ！
仙人（sennin)を英語に翻訳すると隠者(hermit)となる。
隠者とは西洋のタロットカードにもあり、俗世間から距離をおいて生きる人を指す。
俗世間とは競争社会のことだ。
名無き仙人人類は、何千年と競争を続けておるからのぉ
しょーもない競争社会に、お付き合いしない中国人は仙人と呼ばれる。
インド人はヨギと呼ばれる。
つまり世界中で昔から、競争社会に参加せずに生きている人が一定数いるんだ。
それは今もいるし、将来もいる。
必ず、一定数、でてくる。
競争社会に参加せずに生きることは、別に悪いことではない。
ただ多数派か？少数派か？というだけだ。
だからこそ。
人口の多くが、競争社会から距離を置いて生きるようになると、隠者が「まともな大人」になる。
「まとも」とは、多数派か？少数派か？だけで決まるからだ。
競争社会から降りるんだ。
それは悪いことではない。
人口の割合的に、競争社会と距離をおき生きる人が少ないだけだ。
私は競争社会の世界観から抜け出し10年以上経つが、何も困らない。
むしろ、世界の見え方が変わり、生きやすくなった。
君には、この世界が、どう見えている？
競争社会に見えているなら、それは君の思い込みが原因だ。
思い込みを書き替えるんだ。
競争社会の価値観で言えば、私は価値のない人間だ。
ゴミ人間だ。クソ人間だ。
でも、それは、競争社会の価値観にすぎない。
君は、価値ある人間にならなくていい。
君は、まともな大人にならなくていい。
君は、多数派に所属する必要はない。
周りは君に、こう言うだろう。
「空気を読めよ。お前も我慢しろ」
こうも言うだろう。
「まともになれよ。大人だろ？」
でも、【空気を読む】という他人達が勝手にやっている我慢に、お付き合いする必要はない。
君は、立派な大人になる必要はない。
仙人道では「子供に戻りなさい」と教える。
・空気を読んで生きたら【人生で後悔した】私の話「大人になるな。子供に戻れ」
「価値ある人間になるべきだ」の思い込みを手離す
どうか「まともな大人にならなきゃ」という思い込みを手離して下さい。
その思い込みのせいで、人生が、生きづらくなっていることに気がついて下さい。
「まともな大人になること」は、別に正義ではないことに気がついて下さい。
クズに見える他人のことを批判しないで下さい。
そして、クズ人間である自分のことも許してあげて下さい。
クズに見えるのは、自分の思い込みのせいだと気がついて下さい。
私達１人１人が、生きやすい社会になることを願って。
～追記～
合わせて読みたい記事は、以下となります。
・【自己肯定感が高まる話】（読むだけでOK）無価値な自分の存在価値の話
～追記２～
合わせて読みたい記事は、以下となります。
・【寛容な人】考え方「人間はサル」おおらかな男女になりたい人へ
＜名無き仙人＞
バス男僕のような【まともな人】には、刺さる話だったな
バス子バス男さんは、多数派ではないと思うわよ
名無き仙人まともな人に、ならなくても良いんじゃよ
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