東洋の島国には、名もなき仙人が住むという。
名無き仙人の物語。
将来のために今を犠牲にする生き方をした学生時代
「公務員になりなさい」
婆ちゃんからそう教わって育った私は「将来のために」と考えて我慢して勉強をしました。
「今の我慢が将来につながる」
そう自分に言い聞かせて。
恋人と楽しんでいる同級生が死ぬほど羨ましかったけど、我慢して勉強を続けました。
我慢して続けた勉強が無価値になった社会人1年目
社会人1年目、中学校の先生になって私は地獄を味わいました。
生徒から嫌われてしまったのです。
「今日も授業中に馬鹿にされるかも」
私は教師なのに、学校に行くのが怖くて仕方ありませんでした。
教師は1年で辞めました。
将来のために我慢して続けた勉強は無意味になりました。
将来のために我慢する義務的な生き方の会社員時代
「将来も続けられる安定職につかなきゃ」
将来のことを考えて、会社員になっても地獄が続きました。
責任は重いし、職場の人間関係は辛いです。
そもそも打算で就職した会社。
やりたい仕事ではないし毎日が苦痛です。
将来のために耐えて働いているけど、手取り10万円代で生活するのがやっとです。
「でも今の我慢が、将来役に立つ」
そう自分に言い聞かせて耐えていました。
自分は将来のために我慢して楽しくない人生を生きてるから。
今やりたいことを全力でやって楽しんで生きている人たちを見るとムカつくのでした。
「あいつらは将来困るはずだ。将来苦しめばいい」
将来のためにやりたいことをやらずに、我慢してやりたくないことをやり続ける私の人生。
私は人生で、常にイライラしていました。
やりたいことを、やっていい。全ての人生経験は繋がる
そんな当時、私は思い込みを書き換えるために仙人の修行に取り組み始めていました。。
すると私自身に変化が起きてきて・・
仕事を辞めてボロアパートで引きこもり生活をしながら、名無き仙人の記事を書いたり、仙人修行に取り組む日々になりました。
周りの人たちは、私に、こう言ってきました。
「あいつは人生のレールから外れた負け組」
「お前も我慢して仕事を続けろよ」
でも、思い込みを書き換えた私には気になりませんでした。
むしろ、過去の私の生き方が不思議に思えるのでした。
「なぜ、やりたくないことを我慢して続けていたのだろう」
全ての人生経験はつながる
真面目な君は、婆ちゃんの教えを信じ込んでいる。
※君とは過去の私です。
君は「将来のために、今、我慢するべきだ」と思い込んでいる。
しかし「将来の役に立つことをしなきゃ」は思い込みだ。
君が打算で考えなくても、全ての人生経験はつながる。
若いうちは人生経験が乏しいので、各々の人生経験がつながりにくい。
「将来の役に立たない無駄なことをした」と感じることも多い。
でも歳をとるにつれ人生経験が増えていく。
人生経験が増えていくと、それぞれの人生経験同士がつながりやすくなる。
一定水準を超えると、何をやっても他の人生経験と、すぐつながるようになる。
つまり将来のことを考えなくても、君の人生経験は将来、役立つことになる。
言い換えると「人生に無駄な経験はない」は本当だ。
逆に、やりたいことを我慢する生き方をすると、人生経験が増えていかないデメリットがある。
やりたくないことを義務的にやり続ける生き方をすると、人生経験が増えていかないデメリットがある。
人生に義務感を感じる原因
君が人生に義務感を感じる理由は「将来のために今、我慢するべきだ」と思い込んでいるからだ。
しかし全ての人生経験は繋がるので、君は、将来のことを考える必要がない。
君は、我慢する必要がない。
君は、やりたいことをやっていい。
君は、やりたくないことはやらなくていい。
人生を義務にするな。
アリとキリギリスの童話から、自由になるんだ。
急成長のコツは「やりたいことに没頭する」
世間は君に「我慢できる大人になれ」と言う。
仙人道では「子供に戻りなさい」と教える。
「我慢できる大人にならなきゃ」は思い込みだ。
「将来のために我慢しなきゃ」は思い込みだ。
思い込みを書き替えるんだ。
思い込みを書き替えた君は、やりたいことをやるようになる。
まるで子供のように、したいことに没頭する。
その結果、急成長する。
子供も大人も、やりたいことに没頭している時、急成長する。
経験の点が急激に増える。
やりたいことに没頭する人生を生きていると君は、いつの間にか人生経験が増えている。
気がついたら、何をやっても、今までの人生経験と繋がるようになる。
今までの人生経験と繋がるから、何をやっても、上手くいきやすくなる。
そして君は、こう、言うことになる。
「全ての人生経験は繋がるのか」
こうも、言うことになる。
「打算で生きる必要はないのか」
将来のために、今を犠牲にするな
今を犠牲にしなくても、将来に繋がる生き方は可能だ。
【今を犠牲にしないと、幸せな将来は手に入らない】は思い込みだ。
その思い込みを手離さない限り、君の人生は、老いるまで、義務感で縛られ続ける。
1度、自分の思い込みを客観視してみて欲しい。
「なぜ私は【今を犠牲にしないと、将来の幸せは手に入らない】と思い込んでいるのだろう?」と自問してみて欲しい。
「今を楽しみつつ、将来も幸せになるには、どうすれば?」と自問してみて欲しい。
「アリとキリギリスの童話は、鵜呑みにしていいものか?」と自問してみて欲しい。
君が思い込みを書き替えて、義務的な人生から卒業し、幸せな人生に辿り着くことを願って。
~追記~
合わせて読みたい記事は、以下となります。
・【図解】取り越し苦労【原因と対処法】※取り越し苦労が多い人の特徴
・【未来予想が当たらない仕組み】と【将来の不安を考えない方法・コツ】
<名無き仙人>
「将来のために今、我慢すべき」と思ってた
「今も楽しめて、将来も幸せな生き方とは?」と考えるべきね
将来のことまで考えずとも、全ての人生経験は繋がり始めるが・・
★合わせて読みたい★
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・やりたい仕事がない過去の私へ【子供に戻れ】我慢できる大人になるな!
・私がイライラしやすい原因は【人生を義務感で生きていた】からだった話
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